寝る前の血糖値が二桁と低い場合、翌朝の血糖値がグーンと上がって200mg/dl台になることがある。
この原因を調べてみると暁(あかつき)現象やソモジー効果などの影響という答えにぶつかった。
暁現象は深夜の3時頃から朝方にかけて血糖値が自然に上昇していくことをこのように呼ぶらしい。1型糖尿病の夜間の推移を観察してこのように報告されたとある。血糖値を上昇させるホルモン、インスリン拮抗ホルモンの日内変動に関係してくるという。
ソモジー効果とは1型糖尿病患者のようにインスリン療法を行っている患者は、低血糖の後に反動的に血糖値が上昇する現象が起こる。これをソモジー効果というらしい。
この区分けを知るためには、深夜3時頃の血糖値を調べ、その頃に低血糖がなければ暁現象、あればソモジー効果と判断できるとのこと。